宇治白川のお茶摘み

イベント紹介

宇治市の白川地区はお茶農家さんが昔ながらの手摘み茶園を守ってられる町。

自然が豊富で白山神社やお茶畑の風景は昭和の香り。

懐かく癒されるお茶の町「宇治の白川」


白川の茶

白川の歴史と文化

 宇治の「太陽が丘」という公園を過ぎ山超えると一面の茶畑が広がる、白川地区。

 白川は山に囲まれて、谷も多く水はけがよいため、お茶栽培に適した土地。茶畑と田園、そして白山神社、茶農家さんのお家があり、昭和にタイムスリップしたみたい。

お茶作りは16世紀から続いていて、文化財と茶の歴史を守っている宇治の貴重な地域。

 五月。静かな町がお茶摘みで賑やかになります。茶農家さんは茶摘みさんを指導したり、茶摘みさんを労って3時のおやつ、昼ご飯の手配、摘んだ茶を加工、納品する作業などに追われ、茶摘みさんは元気に駆け付け、一年ぶりの茶摘みに張り切ります。

春の日差しを浴びてぐんぐん成長中!

 白川の歴史は平安時代のころから続いていて、藤原頼道が建てた宇治の平等院は10円玉で描かれているおなじみのお寺。頼道さんの娘が建てた白山神社(白川金色院)は平等院から1キロほど離れたところにある奥の院、現在も立派に残っているのは地域の方が大切にされてきた証拠です。

白山神社

足腰を鍛えるのによい階段を上った先に平安時代からここに建っているお堂があります。

平安時代から守られているお堂

この下には川が流れていて沢ガニやたにしがたくさん住んでいて川遊びに最適。

楽しいお茶摘み

 私は近鉄やJRの駅まで歩いて15分ぐらいのところに住んでいます。我が家から車で10分程度、自転車なら20分程度で白川に着きます。子どもたちが通っていた小中学校のお母さんたちと車に乗り合わせてお茶摘みを10年以上続けています。

ベテランの摘み子さんは静かで明るいプチプチっという音がして、茶の木も傷まないのでお茶農家さんも味や質が変わるとおっしゃいます。ベテランさんの域に達してない私はぶちぶちと鈍い音がして、お茶の木もお客様にも申し訳ないなと反省。修行中、茶愛でがんばりまーす。

 お茶摘みの時に1年ぶりにあって家族の近況を話たり、仕事のことを話たりして盛り上がるのも楽しみ!ぜひ、摘み子さんになってください。

 お茶摘みは出来高制。おしゃべりしたり、休憩したりする、お休みする日、出勤や退勤も自由。自分の腕の成長がはっきりとわかり張り合いがあり、お茶の生育や天候で出来高が変わるので掛けみたいな楽しみがあります。お茶摘みに興味のある方はぜひ、お問い合わせしてください。

まとめ

歴史の長い、宇治白川でのお茶摘みは文化を継承しているという自負もあり、やりがいがありますが、茶畑特有の傾斜のきつい畑で足を踏ん張り続けるため、体力勝負です。

 お茶農家さんが守り、育てこられたお茶の木。「毎日お茶のことばかり、考えて、嫌になる」と小さな声で呟いておられるのを聞くと、宇治のお茶の品質は守られているなー。大事に摘まないと。大事に育てられて、摘まれたお茶であることを感じられる貴重な体験。

何より、お客様にみんなの思いが届くととうれしいな。

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